「カスタムロボ」は、3D空間をカスタムロボ同士でバトルをするアクションゲーム。なお、カスタムロボとは、子供たちに大人気のおもちゃである。
ストアッ ソードフ こりー テレホブ ヘンジ ガーべジ ミュータント アシッド ゲリコ チェスト キャリア オープン モンゴ ストリー ビッチ シェイク モック マジャ クリアス テネリ ロム ジュエル ルブリク リムジン エナメルレ ダルフ ファウ ライト デスク ロック カクテル セシウム リカステ キンレン モンキ 花の坊 ワイン ウィキ ミゼット サイコ ステージ 黒船 ゲルマ オメガ ハリウッド ソーラー ケイン セレナイト テーラー フロップ
ロボット本体(ロボ)・ガン・ボム・ポッド・レッグを自分なりに組み合わせてカスタマイズできるのが大きな特徴。バトルは「ホロセウム」と呼ばれる3D空間の中で行われ、中でも「空中ダッシュ」等を採用した空間的、立体的なバトルは、発売当初かなり斬新だった(当時ではポリゴンを用いても横スクロール、もしくは3Dフィールドを走り回ってバトルを行うのが一般的だった)。また、比較的簡単に操作できることも売りのひとつである。
バトルでのカメラ視点は一般的な3Dロボット対戦ゲームの「後方視点(FPS)」ではなく、戦闘中のロボットを見下ろす「三人称視点(TPS)」であり、2人対戦であっても画面は分割されず1画面の中で行われる。また、このことで従来の2D格闘ゲームのようなものに空間的、立体的な戦略を加えることに成功した。
一方で、ゲームシステムが非常に優秀であり完成されていたものだったのに対し、ゲームの「キャラクターデザイン」や「フィールドデザイン」は時代遅れ感があり、顧客数の伸び悩みの一番の原因といわれる。
なお、ジャンルはロボットアクションRPGとされるが、「RPGパート」と「バトル」は完全に切り離されており、一般的な「アクションRPG」ではない。
『BR』はロボットのデザイン等は大きく異なるが、コンセプトはほぼ同じである。『GX』は2Dで、他作品とはバトルシステムなどが大きく異なり、ほぼ別物である。
カスタムロボシリーズの第一弾。主人公が誕生日プレゼントでカスタムロボ「レイ」を手に入れるところから物語は始まる。親戚のシンイチ達とロボバトルを楽しみながら、主人公がコマンダーとして成長していく物語である。ゲームシステムはこのときすでに完成されていた。ポケモン派生作品が、多く出回っていたさなかに出ていたためそのような内容に「ポケモンらしい」影響がみられている。
このシナリオモードで集めたパーツを「カスタマイズ」して、アーケードモード(勝ち抜き戦)やVSバトル(対人戦)等を楽しむ事ができる。
本作の特徴
当時は、まだガン、ボム、ポッド、レッグの4種類しかカスタマイズできず、シナリオモードではロボを1種類しか使用できなかった(フリー対戦モードではその限りではない)。 バトルは、1on1のみで、オートで敵を狙う関係上、戦闘に3人以上参加できなかった。
カスタムロボV2
NINTENDO64、2000年11月10日発売。メーカー希望小売価格 6,800円 振動パック対応
前作から1年後の設定。前作との繋がりは濃くは無いものの前作をプレイしたことがある人はより一層楽しめるような内容。物語は主人公が懸賞で当選したレイIIを受け取るところから始まる。
2008年2月19日にWiiのバーチャルコンソールで配信開始された(要1000Wiiポイント)。
本作の特徴
新たにやりこみ要素として、激闘編が追加された。これは今後の全ての作品に受け継がれている。 ロボとパーツ、ホロセウム(バトルステージ)の種類が大幅に増え、ロボのタイプにストライクバニッシャー型、バーニングビースト型が追加された。スタイルもパワースタイル、ジャンパースタイルが加わった。ただし、初心者用パーツは削除された。 2on2バトルが追加され、同時にでは無いものの、4人までバトルに参加できるようになった。
カスタムロボGX
ゲームボーイアドバンス、2002年7月26日発売。メーカー希望小売価格 4,800円
当初はV2の正統続編で3年後の設定だったが、DS版が発売されるに当たり外伝扱いになった。
本作の特徴と前作との違い
対戦は2D空間に変化。無重力空間のゼロGホロセウムで戦うという設定。ゲームシステム上は完全に別物と言える。
カスタムロボ バトルレボリューション
ニンテンドーゲームキューブ、2004年3月4日発売。メーカー希望小売価格 5,800円
『GX』まで日本のみの発売だったが、海外受けを狙ってロボのデザインやゲームの世界観を大きく変更した。説明書のプロローグには「地球とは少し異なる世界」「ある惑星」とあり、他のシリーズのパラレルワールドのような位置づけの世界である。ストーリーではV2に登場した塾が大学になっているなど面影が残る程度にしか繋がっていない。
本作の特徴と前作との違い
主人公の名前は一度決めると変更できない。また、シリーズで唯一主人公に自らの台詞がある。 ゲームのグラフィック等は綺麗になったが、使用可能ロボは大幅に減っている。任天堂としては珍しく、dreamのボーカル曲『Identity -prologue-』をテーマソングとして、CMなどで流された。 新しい2on2バトル、バトルロイヤルが追加され、4人同時にバトルに参加できるようなった。パーツ図鑑モードが増えた。
激闘!カスタムロボ
ニンテンドーDS、2006年10月19日発売。メーカー希望小売価格 4,800円(税込) ニンテンドーWi-Fiコネクション、DS振動カートリッジ対応
カスタムロボV2の現在の正統続編(3年後)で、雰囲気やバトルシステムもV2ものがほぼそのまま受け継がれている。 本作の特徴と前作との違い 『GX』、『BR』を含む旧作のロボの一部を登場させ、逆転要素「ソウルブースト」を搭載している。 他にも、汚れたロボを拭いたりポーズを決めるなどのDSならではの要素もある。
ゲームシステム
基本的には空中戦込みの1対1での3D格闘ゲームと言っていい。パーツを選んでロボを組み立て(カスタマイズ)、そのロボを使って相手と戦う(バトル)。 このカスタマイズとバトルの繰り返しが、カスタムロボシリーズにおける基本である。 戦闘は、開始と共に3D対戦ステージに移動する事で行われる、このゲームのメイン部分である。
カスタマイズ
ボディ(ロボ)、ガン、ボム、ポッド、レッグの5つの部位に分かれたパーツをそれぞれ選択し、自分が使うロボを組み上げる。
いずれも種類は豊富であり、自分なりの「カスタマイズ」をする楽しさがある。後の作品では、カスタム要素が増している。また、違法パーツというパーツも存在している。これは「違法に改造された」という設定のもと(実際、シナリオモードでは悪役が使用してくる)、ゲームバランスを敢えて無視するような強力なパーツのことで、普通のパーツの強化版である事が多い。
ボディ(ロボ)
パーツをカスタマイズするためのベースとなる部位(『初代』のシナリオモードではレイ以外のロボは使用不可)。
ロボット本体は型によって耐久力・素早さ・ジャンプの性質等が異なる。また、それぞれの型の中にスタイルが存在し、同じ型の中でも細かい性能が違っている。また、アタック(体当たりによる攻撃)は各ロボ毎に全く異なる。
『GX』にのみチップが存在し、アタックの内容がロボではなく装備するチップの種類によって決定される。体当たりだけでなく、バリアを発生させるチップも存在する。
ガン
右手に当たる部位。ガンを撃つボタンを押すことで、相手に向けて速めの弾を撃つ主要武器。威力、弾速、軌道、射程距離、隙の大きさ、連射数などがガンによって様々で、有効な相手との間合いも様々。ロックオンのような操作はなく、ボタンを押すと自動的に相手の方向に攻撃を行う。これはボムも同様である。
基本的に弾は自動で相手を狙い続けるが、この誘導性もガンによって異なる。空中で撃つか地上で撃つかで異なる性質を持つガンもある。
『GX』は2Dフィールドであるため空中撃ちが無いが、通常の射撃(αショット)とβショットの2種類を使い分けることができる。
ボム
左手に当たる部位。ボムを撃つボタンを押してから離すことで、着弾すると爆風を発生させる弾を撃つ。ボタンを押している間照準が表示され、この照準は移動可能。爆風に当たるとダメージを受け吹っ飛ばされる。ボムにより威力、弾速、軌道、爆風の性質等が異なる。爆風で相手の移動を制限させる他、コンボを発動させる要因にも使われることが多い。自分が当たれば、自分もダメージを受ける。
ポッド
背中に当たる部位。ポッドを撃つボタンを押すことで、相手に当たったり時間経過で爆風を発生させる弾を撃つ。どのような動きをするかはポッドによって多種多様で、すぐに爆発するもの、フィールド上にしばらく留まるもの、待機するもの等々。他にも威力や爆風の性質、一度に何発撃てるかなども異なる。性能はガンやボムと比べると見劣りする部分があるが、発射時の隙が全く無い上に好きな方向に発射できるのが特徴、しかし発射している時はガン・ボム・空中ダッシュを制約される為(移動を行いながら撃つことはできる)対人戦で相手のレベルが高い場合には使い所を選ばなくてはならない。
『GX』のみ、自分の周囲に設置し自動射撃を行うガンナーというパーツが存在。ポッドとどちらかを選択して装備できる。
レッグ
足に当たる部位。装備したレッグにより、素早さやジャンプの性質が変化する。これらはそもそもロボ毎に異なっているが、この性能がレッグの装備によっても左右されるという事である。ロボの機動の特性と戦法を考え、長所を伸ばすか短所を補うかを判断して選択していく。
バトル
戦闘は、ホロセウムと呼ばれるロボバトル専用の試合場で行われる。
エネルギーを物質に変換することで作り出された、実際に触れることができる実体空間である。周囲にはバリアが張られている。大きさは、公式ルールでは縦3.6メートル、横3.6メートルが基準とされる。 ここにカスタムロボを格納している立方体、ロボキューブを投げ入れる。 さらにロボを操るコマンダーは、カスタムロボに精神を同調(ダイブ)して操作するという設定。
ロボキューブ装填・射出
ロボキューブを投げ込むと、キャノボットと呼ばれる砲台ロボに装填される。 2人で戦う時には2つのキューブがそれぞれ別の砲筒に装填され、4人で戦う場合には4つの砲筒に4つのキューブが装填されることになる。 装填されたロボキューブは内部で乱回転している。装填から射出までは自動的に行なわれ、常に2つのキューブが全く同時に射出される。射出するタイミングは固定されているが、射出されるまでの間、砲筒の角度は自由に変更できる。角度を変更しない場合は真上に射出する。
キャノボットからキューブが撃ち出されると、いよいよ戦闘が開始される。
変形
キャノボットから射出されたキューブが着地、制止すると、立方体のキューブから人型のロボへと変形を開始する。
キューブの面は変形後のカスタムロボの各パーツの位置関係に対応しており、制止時のキューブの面に応じて変形完了後の姿勢が変わる。 これによって、戦闘開始直後の有利・不利がある。ここで生じる隙は、3Dスティックを素早くランダムに動かすことである程度軽減できる。
ロボキューブの面と戦闘時の姿勢の対応
頭:最も有利な面。直立状態から戦闘を開始できる。変形完了後、次の行動に素早く移れる。
ボディ:仰向けの姿勢から戦闘を開始する。スムーズに起き上がれるため、頭に次いでリスクの少ない面。
ポッド:うつぶせの姿勢から戦闘を開始する。ボディと同じく、やはり頭に次いでリスクが少ない。
ガン:ボムが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始する。変形完了後、地面に突き刺さってしまっているボムを引き抜く動作を伴う。
ボム:ガンが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始する。ガンの場合とほぼ同じである。
レッグ:最も不利な面。頭が突き刺さった逆立ち状態から戦闘を開始する。空中に放り出された足を地面につける動作、さらに頭を引き抜く動作を伴うため、変形後の隙が最も大きい。